【ご相談者の属性・ご相談内容】
年代:50代
性別:女性
独身で子どものいないお兄様が亡くなり、ご相談者と3人の甥・姪(代襲相続人)が相続人となりました。亡くなったお兄様と生前交流があったのはご相談者のみで、他の相続人とは交流がほとんどなく、住所も不明な状態でした。 遺産は地方銀行の預金のみで、ご相談者はお兄様から生前に通帳とキャッシュカードを託されていましたが、銀行へ死亡の連絡をしたことで口座が凍結。自力での手続きが困難となったため、当事務所へご依頼いただきました。
※プライバシー保護のため、一部実際の事例とは変更を加えている箇所がございます。
【弁護士の対応・結果】
当事務所の弁護士が速やかに職務上請求等を用いて、不明だった3人の甥・姪の住所を特定しました。本件では、遺産分割協議書を作成して全員の署名捺印を求めるよりも、各相続人から個別に「相続分の譲渡」を受ける手法が、心理的・時間的コストを最小化できると判断しました。
弁護士名で、お兄様の遺産の内容等及びご依頼者のお気持ちを丁寧に説明する書面を各相続人に送付。その結果、送付から1か月以内に全員から「相続分を譲渡する」旨の書類の返送を受けることができました。これにより、ご相談者は単独で銀行手続きを進めることが可能となり、無事に預金全額の払い戻しを受けることができました。
【まとめ】
兄弟姉妹や甥・姪が相続人となるケースでは、連絡先が不明であったり、関係性が希薄であったりすることが少なくありません。このような場合、無理に話し合いの場を設けるのではなく、適切な法的構成(本件では相続分の譲渡)を選択することが早期解決の鍵となります。
当事務所では、戸籍調査による住所特定から、相手方の心情に配慮した書面交渉まで一貫して引き受け、ご依頼者の負担を最小限に抑えた円滑な相続を実現いたします。